赤ペン親父のつぶやき

赤ペン親父のつぶやき 26話

ついに起こったNHKの大失態!!

掲載日:2026.10.04

 ハインリッヒの法則とは、1件の重大事故の裏に29件の軽微な事故と、300件の事故に至らないヒヤリハット(異常)が隠れているという、労働災害における経験則(1:29:300の法則)として知られ、日頃の些細なトラブル防止が重大事故防止に繋がるということで人間社会一般に通じるものであるが、特に生産現場では常識となっている。

 このハインリッヒの法則通り、NHKが大失態を起こした。最近NHKの報道番組で度々小さなトラブルが発生していた。画像は出るが音声が出ない、テロップの漢字が間違っていた、報道したニュースの日付が間違っていた、人の名前を間違っていた等々数限りないミスがこのところかなり頻繁に起こっていた。これは大事故の前兆だと思っていた矢先、ついに大失態をNHKが演じた。

 2026年9月17日は32年ぶりに日本でアジア大会が天皇陛下の臨席を頂き開会宣言が行われる開会式の日で、日本国民は間違いなくNHKでその式典の全てが放映されると思っていたはずである。ところが、NHKはその放映権をTBS及びU-NEXTに奪われてしまい、ニュースでしか報道できなくなってしまった。これは強制的に視聴料を取っているNHKが国民的スポーツの祭典を報道できなくなってしまったという大失態である。気の緩んでいるNHK幹部、職員にはそのような認識は無い可能性が高いが、これは強制的に視聴料を取って法律で保護された報道機関の起こした大事故とも呼ぶべきもので、経営幹部、関係部局の責任者全員がTVカメラの前で陳謝すべきであるし、このような事態を引き起こしたことの説明責任があり、かなりの数の関係者が懲戒免職となってもしかるべき事案である。

 今のNHKの報道姿勢を含め、その在り方に大変な憤りを感じている赤ペン親父としては、この問題を世間の全ての人々が重大問題と認識し、NHKの体質改善を求める大運動となることを大いに期待したいと考えている。

 この際、関連で指摘しておきたいことは、トラブルの針小棒大な報道によって形勢されてきた原子力施設に対する社会の不安である。原子力施設では一般の生産現場と同様、上記のハインリッヒの法則を念頭に日常の些細なトラブル撲滅に腐心し、品質管理活動に努力している。しかし、それでも間隙を縫って発生したトラブルについては、これを待ち構えていたマスコミは針小棒大な記事によって社会不安を煽ってきた。一般国民にとっては日常のトラブルと事故との判別が難しいため原子力施設や放射線源で発生した事故やトラブルの深刻度を、安全上の意味合いとして分かりやすく伝えるための世界共通の評価指標として国際原子力事象評価尺度(INES)が用いられている。安全に影響を与えない、またはごく軽微なトラブルは、レベル0(尺度以下)とされる。  このような科学合理性の高い指標が有るので、理系に弱いメディアもこれを採用することで報道の質の改善を図るべきであろう。(E.I.記)