活動の趣旨

 SEJは、2019年11月に解散したNPO「日本の将来を考える会(IOJ)」の会員だった有志が集まって活動を継続している任意団体です。従って、その活動の趣旨、目的は「原子力無くして日本は立ち行かない」というIOJの活動理念を踏襲して、原子力発電に対する理解活動を展開することとしています。

 原子力発電の安全性や設備の改善点などについての技術的な知見については、専門家の方々が夫々詳細な説明活動を行っております。SEJは、ある程度の技術的な情報の提供も行っておりますが、主眼は一般の方々に原子力発電について正しい理解をして頂くために、技術問題については分かり易い解説を心掛け、また、政府の計画、活動について常時監視をしながら、より適切な政策が実施されるよう提言活動も行っています。
これらの活動を実行するにあたり、「SEJだより」という機関誌を概ね1ヶ月に1回ずつ発行しています。

SEJ

 福島第一原子力発電所の事故以来、一般の方には、原子力発電の安全性について大きな疑念が生じており、とりわけ高齢者には不安が蔓延しているのが現状でしょう。
しかし、科学技術は日進月歩であり、原子力発電の関係者は安全性の向上のために大きな努力を継続して行って来ております。原子力発電所の安全性は飛躍的に向上していますし、若者達の間では、原子力発電を容認する意見も多く聞かれるようになりました。
若者達が将来にわたってエネルギーの不足に悩むことが無いように、今原子力発電を本格的に拡大していくことが重要だというのが私達SEJメンバーの信念です。
原子力発電所で使われる機器の製造は日本の大変得意とするところでしたが、14年以上も新設の原子力発電所が無いなど停滞が続いために、技術、生産能力がどんどん失われてきています。このままでは中国、韓国、ロシアなどに原子力開発の主導権を握られ、近い将来彼等に依存しない限り日本では原子力発電所を自前で建設することもできない危機的状況が生まれてしまいそうです。
エネルギー供給や国の安全保障に関する危機を回避するために原子力発電を積極的に振興し、関連する産業の活性化を図って国民の福祉に寄与することを切に願うものです。